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サポート事例 Vol.3 ~贈与と遺言書事例


生前贈与と遺言書、遺言執行を組み合わせた事例をご紹介いたします。
寺田寿美子さん(仮名)には、
長女麗さん(仮名)と次女綾菜さん(仮名)という二人の娘がいます。
寿美子さんの亡き夫は、
遺言で「財産をすべて次女の綾菜さん(仮名)に相続させる。」とする
遺言をしていたため、寿美子さんと、長女の麗さんは遺留分減殺請求権を行使して
訴訟にまで発展したという経緯がありました。 

寿美子さんは、自分も高齢になり
「私が死んだら、娘二人は争うに違いない。」と心配して
私どもへ相談に来られたのです。
寿美子さんの意向は
「夫死亡時に綾菜さんは多くの財産を相続した、
だから自分の財産は全て麗さんに相続させたい。」というものでした。 

私どもが遺言執行者に指定された公正証書遺言には、
付言事項で綾菜さんに向けて、寿美子さんがいかに二人の娘を愛しているか、
いかに争わないで欲しいと思っているかを十二分に書いてもらいました。
遺言書を書く大きな理由のひとつは、残された人への想いを伝えることだからです。 

そして、生前から綾菜さんに寿美子さん自身から、
「全て麗さんに相続させる」という遺言書を作成してあること、
「麗さんに対する遺留分減殺請求をしないで欲しい」ことを
できる限り伝えてくださいとお願いしました。
そのため、寿美子さんの生前に綾菜さんから私どもへ電話がかかってきて、
法律上の説明をしたこともありました。 

過去に裁判で争った経緯から、
次女の綾菜さんから遺留分を主張してくることを前提に、さらに手を打つことにして、
時間をかけてできる限り寿美子さん名義の財産を麗さんに贈与していくことしました。 

現実には、税理士さんと相談の上、ある程度の贈与税を払って、
家賃収入が高い物件から毎年贈与しました。
争う利益もなくなるように、財産を残さないようにしたのです。 

そうして、寿美子さんが亡くなられた時には、
メインの財産はあらかた麗さんの名義になっていました。
寿美子さんの葬式後、早々に、遺言執行者として私どもが同席して遺言書を開示し、
姉妹で話し合っていただきました。 

その結果なんと、綾菜さんは、特別受益を主張したり、訴えたりするどころか、
相続放棄をしてくれたのです。
綾菜さんの心のしこりがいつしか取れていたのでしょう。 

今回は、遺言書の作成、生前の資産の生前贈与、
母である寿美子さん本人からの懸命のお願いが、相乗効果を生んで、
相続が争続にならずにすんだという事例でした。 


サポート事例 Vol.2 ~成年後見と遺言書事例


成年後見と遺言書を組み合わせた事例をご紹介させていただきます。
小高斉さん(仮名)、昌子さん(仮名)ご夫婦には、子供がいません。
昌子さんは、認知症のため施設に入所していました。
斉さんは自分が亡き後の妻の行く末が心配でなりません。
そこで、私どもへご相談に来られたのです。 

まず、昌子さんに成年後見人をつけるため、家庭裁判所へ申立を致しました。
身上監護の後見人には斉さんが、
契約・財産管理などをする後見人には私どもが選任されました。
[ここは、重要なポイントですが成年後見人は複数選任できます。
身内としての愛情でできることはしてあげたい、
しかし契約などの法律行為については不安だ、というときなどは
複数選任することが被後見人のケアのため有効です。] 

さらに斉さんには、財産を全て妻の昌子さんへ相続させるという
内容の公正証書遺言を作成してもらい、
同時に私どもを遺言執行者に指定してもらいました。
この趣旨は先ほどの事例と同じで、兄弟姉妹の相続分の廃除です。
昌子さんは自分で、主張したり争ったりすることができないので、
特に遺言の価値が高まります。 

その後、斉さんは亡くなり、私どもは斉さんの妹さんに、
斉さんが死亡したことを伝えてお葬式への案内を致しました。
するとなんと、その葬式の場で、妹さんから相続分の請求をされたのです。
私どもは、斉さんが遺言書を残してあること、我々が遺言執行者であること、
そして財産は全て昌子さんに相続される旨を説明しました。

しかし、自分も財産を相続できると思い、
あてにしていた妹さんは、なかなか納得されませんでした。
妹さんと言えども勝手に斉さんの財産に手を付けると法に触れますと伝えると、
その場は、しぶしぶ引き下がりましたが、その後も再三再四、
少しだけでも分けて欲しいとの電話が事務所にかかってきました。 
昌子さんは、斉さん亡き後、我々が財産管理をしたうえで、
グループホームとの入所契約をし、元気に余生を過ごされました。 

この事例で、斉さんが遺言書を書かなかった、
あるいは書いても遺言執行者がいなかったり、成年後見人がついてなかったら、
昌子さんはどうなっていたでしょう。 

斉さんの妹さんは、昌子さんの判断能力がないことを知っているので、
勝手に斉さん名義の銀行預金を全て下ろしてしまうかもしれません。
たとえ銀行が通帳を凍結しても昌子さんの印鑑を利用して
相続人代表として堂々と出金してしまったかもしれません。
昌子さんを守るために、いかに遺言の効力が大きく、
遺言執行者の役目が大事かと言うことがわかる事例と言えるでしょう。 


サポート事例 Vol.1 ~遺言書と遺言執行事例


今回は、遺言書と遺言執行についての事例をご紹介いたします。
遺言書の作成者は、上田正幸さん(仮名)、妻は美和子さん(仮名)のご夫婦です。
 
公正証書遺言の作成が無事済んだ後、
正幸さんは帰りの公証役場のエレベーターの中で
「これで安心や、ホッとしたわ」と言ってニコッと笑いかけてくださいました。 

正幸さんには、どうしても遺言書の作成を急ぎたい理由がありました。
正幸さんと美和子さんの間には子供がいません。
そのため正幸さんが亡くなった場合、
民法の規定だと正幸さんのご兄弟に四分の一の権利がいってしまう事になり、
名義がある自宅を奥さんにすべてを相続させられなくなる恐れがありました。 

加えて、亡くなった正幸さんのお父さんは、
同居していた正幸さんに自宅の土地建物を相続させたのですが、
その後、お母さんが正幸さんの印鑑を持ち出し、土地の一部を分筆して、
勝手に弟に所有権移転してしまたため、もらった弟のほうが気兼ねして、
次第に疎遠となり、関係が悪化していたという事実がありました。
そして、癌を患った正幸さんは自分の先が短いと自覚し、
このままではいけないと考え、私どもへご相談されたのです。
 
すぐに私は財産は全て妻に相続させるという趣旨の公正証書遺言を
作成することをお勧めしました。
兄弟姉妹には「遺留分」という相続分の一部を返せ、といえる権利がないので、
妻に全て相続させるという遺言がとても有効です。 

公正証書遺言を作って一ヶ月もたたない九月七日、
正幸さんがお亡くなりになったとの電話が入ってきました。
つい先日「ホッとした」と言ってくれた笑顔が思い出されて涙が出そうになりました。

後日、ご自宅にお伺いして、仏壇に手を合わせて、妻の美和子さんに、
私どもは遺言書で遺言執行者に指定されております。
これから遺言の内容を実現させていただきますと告げて、
公正証書遺言をお見せしました。
美和子さんは、夫の正幸さんが自分のために遺言書を書いていたことを知り、
ボロボロと涙を流しながら読んでいました。 

そして、我々は、弟さんにもお会いして話をし法律上、遺留分がないことなどを
説明して納得してもらいました。
その後は、私どもでお金の払い戻し、不動産の登記名義の変更などの手続きを行い、
五月にすべての引渡しが終了いたしました。 

相続人の間でのもめごとから、事前に妻を守るために、
遺言書を作成する価値を見出した事例です。 


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